ダブリンの学生Eoin McKeogh君は、タクシーの無銭乗車の動画をめぐった訴訟に敗訴し、家が一軒買えるくらいの巨額の裁判費用の支払いに頭を抱えている。
無実の学生が勇気を出しておこした裁判の結末は……
Eoin McKeogh君は、Youtubeに公開された「自分とは全く関係のない男性」がタクシーの支払いをせずに逃げる画像にFacebook上で自分の名前を掲載され、多くの人から非難を受けることになった。
彼は画像の削除の要望と名誉毀損(きそん)を主張し、YoutubeとFacebookを裁判で訴えたが、高等裁はEoin McKeogh君の敗訴を言い渡した(画像は無事削除されたという)。
結果は敗訴、巨額の裁判費用の支払いに迫られる
YoutubeとFacebookというインターネット会の巨大会社2社を相手取った裁判費用は家が建つほどの金額にのぼり、現在彼はその支払いに頭を悩ませているという。
彼は画像が撮影された当時日本へ留学しており、そのタクシーの運転手も犯人はEoin McKeogh君ではなかったと裁判で主張したという。
無実かつ被害にあった少年が、巨額の支払いまでしなければならないはめになったという矛盾した結末に、世間はみな首を傾けている。
編集部 鈴木真美
Dublin student faced with legal costs ‘enough to buy house’ after loosing court case
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