ロンドンオリンピックが外国産であることが問題に
今年2012年、イギリスのロンドンでオリンピックの開催が予定されている。開催期間は7月27日から8月12日までで、夏季オリンピックとしては第30回の記念すべき大会である。
しかしながら、そのロンドンオリンピックに関してある問題が浮上している。現在、公式ウェブサイトでは194のオリンピックグッズが販売されているのだが、なんとその90%が外国で作られているというのだ。
いったいどこの国からやってきているのか?
商品に小さくプリントされた「made in 〜」という表示によると、その3分の2が中国、9%がトルコ、4%がフィリピンで作られたもので、その他にも、インド、ベトナム、インドネシア、タイ、パキスタン、ポーランド、スロバキア、ドイツの名前があがる。
批判の声が次々にあがる
これに対し、イギリスでは以下のような非難の声がたくさんあがっている。
「ユニオンジャック(イギリスの国旗)が施された商品のほとんど、それもオリンピックという国をあげての事業のための商品が、外国で生産されるのはおかしい。」
「地元の名産品や郷土品を提案したかった人たちが、そのチャンスを失った。」
オリンピックの運営側は「お土産の大部分は外国で作られていますが、ライセンスはイギリスにあります。今年はこれらの販売で10億ポンド以上の売り上げを見込んでいます。」と説明するが、抗議の声は静まりそうにない。
編集部 鈴木真美
London 2012 Olympics: '90pc of souvenirs made abroad'
http://www.telegraph.co.uk/sLondon 2012 Olympic オフィシャルサイト
http://www.london2012.com/